JAえんゆうの遠軽地区と生田原地区では、青しその契約栽培がおこなわれています。
この地域では、昔、北海道開拓時代から戦後にかけてハッカの栽培が盛んでだったことがあり、ハッカの栽培は合成香料が開発された後、衰退していきましたが、ある意味でその名残りとも言えます。(余談ですが、がんぼう岩下の公園内には薄荷耕作組合記念碑が建立されています)
今回、取材させてもらった生田原地区では、4戸の生産者が20haの面積で青しそを栽培していて、9月に収穫して、稲架掛けで乾燥させた後、10月5日から青しそ油の蒸留作業がはじまりました。
蒸留は大きな釜の中に青しそを詰め込み、1時間かけて油を抽出し、蒸留作業が始まるとあたり一面にしそ特有の香しい匂いがしてきます。
作業は10月下旬までおこなわれます。